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ジンガイのチャンニーに囲まれて働く話とその他色々 @hiroyuki_k

実力主義って何よ

大抵の日本企業は三月で会計年度が終わると思いますが、自分の会社を始め、外資系企業はそんなのとは関係なく会社によって会計年度の変わる月は様々だと思います。

そんな中で色々と評価をしたり、されたり、会議をしたり、といったことがあったので思うことがありました。

 

よく『日本企業は年功序列』で『外資系企業は実力主義』みたいなことを言われますが、結構誤解があると思うし、この表現はとても不適切だなぁとよく思います。

 

実力主義』って言葉があまりにも抽象的で、じゃあ一体何の実力なの?と。

それこそ腕力や足の速さで評価できるものならそれが一番実力主義ですが、そんなふうにはいきません。営業職のように完全に売上げや数字で評価されればそれも実力主義なのかもしれませんが、そうじゃない職種の人も多いはずです。

外資系は360度評価、同僚や部下や他部署の人間、場合によっては顧客など様々な角度からレビューをしてもらって評価が決まることも多いですが、そこで損をするのはやっぱり根回しとコミュニケーションが苦手な人です。他人にアピールが上手くて、事前にこういうふうに評価をよろしく、と根回しができる人は評価されることになります。自分の知ってる限り、日本人外国人問わず出世が上手いなぁ、というタイプの人はこういう仕組みをよく理解していて、上手に利用していますね。もちろん実力がある人もいるし、実力がない人もいます。

以外と『実力主義』の実態ってこういうものだと思っています。